最近増えているお問い合わせの一つに「急にパソコンが重くなった」といった内容のご相談があります。
今回は、お使いのパソコンが急に重くなってしまう原因とそうなってしまったときの対応についてお伝えします。
パソコンの動作が重くなるのには必ず理由がある
パソコンが急に重くなるのには必ず理由があります。
使用する人が気づかないだけであって、その兆候や原因がどこかに隠れているのです。
理由①立ち上げたソフトやタブによってメモリが不足している
使用中、たくさんのソフトやタブを立ち上げていませんか?
セキュリティーソフトのスキャンが開始されていませんでしたか?
パソコンは内蔵されているメモリの大きさによって、一度に対応できる作業の数に違いがあります。
対策としては、使わないソフトを終了させること、セキュリティーソフトのスキャンをパソコンを使っていないときに実施するということが想定されます。
どうしても複数のソフトを一度に立ち上げる必要があるような場合はメモリの増設を検討してみてください。
理由②HDD(ハードディスク)の内部データが断片化している
ハードディスクは使い続けているとファイルの保存される場所がどんどんバラバラになっていきます。
この現象がいわゆる断片化と呼ばれる現象です。
HDDはディスクを回転させて情報を保存したり探したりするので、断片化すると保存場所を探すのに時間がかかってしまってパソコンが重くなるのです。
対策としては、最適化を促すためにデフラグを行ったり、HDDを新しいものに交換するなどの対応が考えられます。
また、近年では高速にデータを処理できるSSDの大容量・低価格化が進んでおり、HDDをSSDに変えるという手もあります。
理由③シャットダウンしないまま長時間使い続けている
パソコンは基本的に起動直後が一番軽くて快適な状態です。
起動中はさまざまなソフトを開いたりするため、徐々に重くなっていきます。
シャットダウンしたり再起動することで、パソコンを起動直後の状態に戻すことができ、軽快に動作するようになります。
理由④ウイルスに感染した
パソコンは気を付けて使用していてもウイルスに感染してしまうことがあります。
メールを開いた後に重くなった、ファイルをダウンロードした後に遅くなったというような場合は一度ウイルスに感染していないかチェックをしておくとよいかもしれません。
ウイルスを駆除することでパソコンの動作が正常に戻る可能性があります。
パソコンが重くなったらまずは心当たりがないか確認
パソコンが重くなるのには必ず理由があります。
急に重くなるという状況であれば、まず間違いなくその直前に明確な理由となる原因が存在しています。
パソコンが急に重くなってしまって慌てず「なにかあったかな?」と原因を探り、冷静に対処するようにしてください。