Windows7のサポートが2020年1月14日で終了することに伴い、「Windows7のままでは危険だ」と耳にすることが増えてきました。
OSのサポートが切れてしまうと、パソコンにどのような危険が生じるのでしょうか。
サポートの切れたOSはパソコンが無防備な状態です
私たちが安全にパソコンを利用できているのは、OSに対するサポートがあってこそです。
サポートの切れたOSはセキュリティーの更新プログラムを受けることができず、新しい脅威に対して無防備になるのです。
その中でも特に問題となる脅威を3つご紹介します。
危険① 個人情報漏洩
OSのサポートが切れたパソコンは外部からの侵入が容易な状態です。
いうならば家のドアに鍵がかかっていない状態です。
悪意のある第三者が不正にパソコンへアクセスし、空き巣のごとくパソコンに入っている個人情報を盗んでいくのです。
また、質の悪いことにパソコンの中にあるデータ自体は消えずに残ることも多く、本人の気づかないうちに個人情報が漏洩してることも珍しくないのです。
そして、自身の個人情報とともに、家族や知人の個人情報も一緒に漏れていることります。
個人情報が漏れると家に不審な郵便物が届いたり、銀行口座から不正にお金が引き出されてしまうなどの被害が発生するおそれがあります。
危険② ウイルスが侵入する
OSのサポートが切れたパソコンはウイルスに対しても無防備です。
ウイルスの誕生とその対策はいたちごっこであり、日々新しいウイルスが発生しそれに対する策を講じるということを繰り返しています。
OSがサポートされていれば、新種のウイルスに対しても対応策が講じられるためウイルスの侵入を防ぐことができるのです。
逆に、サポートの切れたOSでは新しいウイルスに対抗することができず、パソコンが正常に動作しなくなってしまったり、内部のデータが勝手に改ざんされてしまうおそれがあります。
危険③ 周辺機器が利用できなくなる
OSのサポートが切れることによる影響が及ぶのはパソコンだけではありません。
実は、プリンターやハードディスクなどをはじめとする周辺機器も影響を受けるのです。
なぜなら、前述のような周辺機器は利用のためにドライバなどソフトウェアが必要となることが多いからです。
OSのサポートが切れてしまうと、ドライバの対応も切れてしまい、周辺機器が動作しなくなってしまうことがあります。
仮に動作しても、動作について保証はされないうえ、ドライバ自体の配布が終了してしまうことも珍しくありません。
ドライバはOSのバージョンごとに用意されるためにこういったことが起こりうるのです。
Windows7はサポートが切れる前にWindows10に切り替えよう!
OSのサポートが切れたパソコンには、個人情報の漏洩やウイルスの感染といった危険が襲い掛かります。
それだけでなく、プリンターなど周辺機器も利用できなくなることがあります。Windows7のパソコンはサポートの切れる2020年1月14日までにWindows10へ切り替えておくべきです。